食の安全を適切な温湿度環境で保ち、消費者の元へ安全な食品をお届け！
2023年09月22日
製造された食品の品質を落とさず消費者にお届け！食品保管倉庫に設置 ～埼玉県八潮市～ 基本型 COAD-1 コアド-1
私達の日常的な食生活の中で、今では欠かせない食材の一つとなっているのが冷凍食品やレトルト食品などの様々な加工食品です。
加工食品を製造する食品工場は、もちろん私達消費者が口にするものを製造する施設となるので、全ての製造工程において厳しい衛生管理が行われています。
食品工場の厳しい衛生管理の中で製造された食品の品質を保持するためには、保管倉庫や物流センター等の施設にも、食品を保管する上で様々な機能が必要となり、品質管理が求められます。
”倉庫”といえば一般的に
”なんでも保管する場所”
”在庫を保管するスペース”
など物品を保管する収納庫として使用する建造物ですが、食品を保管する倉庫の場合はただ単に保管すればいいという訳にはいきません。
食品は倉庫環境の様々な影響により品質が低下してしまう可能性が十分にあるため、倉庫内の衛生面や温度環境に目を配る必要があります。
通常の保管業とは異なる食品保管倉庫は、温湿度の変化によって食品の品質に影響がでてしまうリスクもあるため、適切な温湿度管理が重要となります。
食品保管倉庫に残された課題とは
年間を通して一定的な温度と湿度が保たれている定温倉庫は、常温よりも少し低めの温度で設定されるケースが多くあります。
今回こちらの食品保管倉庫では、間仕切りがなかった場所に改築工事を行い、新たに定温倉庫のブースを設けることとなりました。
当初は一体化された保管ブースでしたが、定温倉庫の厳密な温湿度管理を行うため、間仕切り口に高速シートシャッターを設置しました。
【高速シートシャッター導入前に残された課題】
①倉庫の外側通行口にはスライド式の自動ドアが設置されていましたが、保管量の増加傾向に伴い、入出荷作業時の作業効率が低下。
②入出荷作業の頻度が増すことで出入口の解放時間が長くなり、物量が増える程出入口の解放時間も増えてしまうので、室内の空調効率が悪化。倉庫内の温度が一定化されない。
③保管商品の物量が増えただけではなく、食品のラインナップも多様化したことから、商品の分類保管など在庫管理を行う必要がある。
高速シートシャッターの導入で実現した改善点
扱う保管食品の中でも、”適切な温湿度管理”が必要となる定温倉庫ブースの2箇所の開口部に設置を行いました。
入荷作業は主に台車やロールボックス等を利用して荷物の入出荷作業が行われています。
定温倉庫に入室・退室する際は1点スイッチの操作でシャッターが素早く開閉するので、シャッターが開くまでの待機時間もかからず、物流作業を止めることなく物流業務を円滑化することができました。
入室や退室の状況を確認も目視で確認を行えるようにシート中段にワイドな透明窓を配置しました。
食品工場に多く設置されている防虫効果の高いオレンジシートを採用し防虫効果を高め、両サイドのガイドレール内には密閉ブラシが装着されているので、倉庫内の衛生面も高めることができました。
また間仕切り口に高速シートシャッターで対策を行うことで、間仕切り口や通路口、搬入口などから移動する空気の移動を最小化することができるので、室内の温度の変化を抑えることができ、一定した温湿度を保ることができました。
2箇所に仕切られた倉庫内を高速シートシャッターで対策を行うことで、商品の分類作業も円滑化となり在庫管理も効率的に行うことができました。
温湿度管理を適切に行うことで食品の品質劣化を防ぎ、安全な商品を消費者の元へお届けすることができます。
物流施設にとっては、品物を預かり安全に保管すること義務があります。
保管する環境を衛生的に保つことで、荷主側にとっても消費者にとっても企業の顧客信頼度を高めることができます。
今回こちらのお客様も間仕切り対策として高速シートシャッターを導入したことを大変ご満足して頂き、今後より徹底した衛生管理に努めていきたい向上心を感じさせて頂きました。
食品を扱う企業様にとって、清潔な職場で食品の安全を確保する環境づくりをサポートさせて頂きます。
株式会社コアドでは、日本全国のお客様が求める環境のニーズにお応えできるよう、製造～施工～修理・交換などのアフターサービスまで万全な体制を整えておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております。
この度は弊社製品をご選定頂き誠に有難うございます。
◆納品会社：食品保管倉庫
◆設置場所：埼玉県八潮市
◆モデル名：基本型 COAD-1(コアド-1) × 2台
◆設置時期：令和5年7月
◆サイズ：4,350 ×2,450(mm)、各3,700 ×2,450(mm)
