導入して実感した、高速シートシャッターの本当の価値
2026年01月28日
埼玉県の工場で実感した、高速シートシャッター導入の価値 COAD-3
埼玉県にある自社倉庫に、高速シートシャッターを導入してからしばらく経った。
こうして落ち着いて振り返ってみると、「なぜもっと早く検討しなかったのだろう」と思うほど、現場の環境は大きく変わったと感じている。

私は30代で、エレベーター部品を製造する工場の管理を任されている。倉庫は車両の出入りが多く、フォークリフトも一日中行き来しているような環境だ。部品の品質を安定して保つためには、製造ラインだけでなく、工場設備そのものの信頼性も非常に重要になる。そのため、設備を選定する際には「価格」よりも「安全性」と「信頼性」を重視するようにしている。
特に気にしているのが、各種認証の有無だ。第三者機関や国際的な基準をクリアしている製品であれば、長期的に見ても安心して使える。そうした考えから、高速シートシャッターについても、単に動きが速いという理由だけでなく、きちんと裏付けのある製品を探していた。
きっかけは、インターネットでたまたま目にした広告だった。
そこに紹介されていたのが、コアド(COAD)メーカーの高速シートシャッターだった。正直なところ、最初は「よくある広告の一つ」くらいの感覚だったのだが、調べていくうちに北米のUL認証を取得している製品だと知り、一気に興味が湧いた。UL認証は取得が難しいことで知られており、安全性や耐久性に対する基準が非常に厳しい。その点は、設備選定において大きな判断材料になった。

出入口の多い場所では、どうしても予期せぬ接触事故が起こりやすい。どれだけ注意していても、フォークリフトがシート部分に接触してしまう可能性はゼロにはならない。その点で、コアドの「C-3 Premium」モデルは非常に現場向きだと感じた。
5層構造の厚みのあるシート素材は、汚れにも強く、フォークリフトが接触しても簡単には破れない設計になっている。さらに、万が一強い衝撃でシートがレールから外れてしまっても、シャッターが一度上昇し、再度下降することで自動的に復帰する仕組みが備わっているという説明を受けた。この「自動復帰機能」は、正直かなり魅力的だった。
これまで使用していた設備では、接触事故が起きるたびに業者を呼び、修理費や調整費が発生していた。小さな積み重ねではあるが、長期的に見ると無視できないコストになる。その点、修理やメンテナンスの頻度を抑えられる構造であれば、結果的に経済的だと判断した。

実際に導入してみて感じたのは、開閉スピードの速さが想像以上だったということだ。
車両やフォークリフトの動線がスムーズになり、待ち時間がほとんどなくなった。センサーの種類も豊富で、現場の動きに合わせた設定ができるため、作業の流れが止まらない。以前は、シャッターの開閉待ちで小さなストレスが積み重なっていたのだと、導入後になって気づかされた。
また、耐久性に対する安心感も大きい。
「ぶつけてはいけない」ではなく、「万が一ぶつかっても大きな問題にならない」という心理的な余裕が、現場全体の雰囲気を少し柔らかくしてくれたように思う。結果として、作業効率だけでなく、安全意識の面でも良い影響が出ていると感じている。

高速シートシャッターの導入を検討している方の中には、「本当にそこまで必要なのか」と迷われている方もいるかもしれない。だが、出入口の使用頻度が高く、安全性やメンテナンスコストを重視する現場であれば、一度しっかりと比較検討してみる価値は十分にあると思う。
今では、このシャッターがある環境が当たり前になってしまったが、導入前の状態にはもう戻れない。
それくらい、現場にとっては大きな変化だった。
この選択は、結果的に正解だったと、静かに実感している。


