高速シートシャッターで閉め忘れの悩みがゼロに
2026年01月08日
高速シートシャッターで閉め忘れの悩みがゼロに 高速シートシャッターで閉め忘れの悩みがゼロに
新築の食肉加工工場で工場長として働いている。年齢は60代。
これまで長く現場に携わってきたが、HACCP認証を前提とした工場の立ち上げに計画段階から深く関わるのは、今回が初めてだった。
設備一つひとつの選択が今後の運営や評価に直結するため、正直なところ気が抜けない日々が続いている。
特に慎重になったのは、外部出入口の設備だった。食肉加工工場では温度管理と異物混入対策が最も重要になる。どれだけ内部の設備を整えても出入口の管理が甘ければ意味がない。外気が入り込めば温度は乱れ、虫やほこりが侵入するリスクも高まる。頭では理解していても人やフォークリフトの出入りが多い現場では常に扉を意識して閉めるという運用には限界があると感じていた。

そこで、検討を進める中で候補に挙がったのがシートシャッターだった。高速で開閉することで扉が開いている時間を最小限に抑えられる点はHACCP対応の工場にとって大きなメリットになる。最初は「ここまでの設備が本当に必要なのか」と迷いもあったが、将来的な運用や監査対応まで考えると妥協しない方が良いという結論に至った。
実際に高速シートシャッターを採用する決め手になったのは開閉スピードだけではない。シートタイプでありながら密閉性が高く、下部や側面からの隙間風がほとんど感じられない点は現場を預かる立場として安心感があった。外気の影響を受けにくいため工場内の温度が安定しやすく、空調設備への負担も抑えられる。数字として表れる効果以上に現場に立って体感できる違いがあると感じた。
稼働が始まってからは、その効果を日々実感しています。高速シートシャッターは、人やフォークリフトが通過すると素早く開き、通過後すぐに閉まるため、以前のように扉が開きっぱなしになることがありません。その結果、工場内の空気が安定し、作業環境が良くなりました。スタッフからも「温度が変わりにくくなった」「外の影響を感じにくい」といった声が自然に聞かれるようになりました。

フォークリフトの運用面も大きく改善された。この工場では原料や製品の搬入・搬出が頻繁に行われるため、フォークリフトの動線は非常に重要になる。高速シートシャッターにリモコン操作を組み合わせたことで、運転手が毎回降車して操作する必要がなくなり、作業の流れが止まらなくなった。こうした小さな効率の積み重ねが結果的に現場全体の生産性を支えていると感じている。
安全面についても導入前に慎重に検討した。シートシャッターは動きが速い分、視認性が悪いと事故につながりかねない。そこで目線の高さに透明シートを入れる仕様を選択した。これにより内側と外側の様子が自然に確認でき、フォークリフト同士や人との接触リスクが軽減されている。実際に稼働してみて大きなトラブルもなく安全に運用できているので安心している。
設置工事の際も、現場の状況を見ながら柔軟に対応してもらえた点は印象に残っている。新築工場では、他の設備工事と工程が重なることも多く調整が難しい場面もあったが、最終的には予定通り稼働を開始することができた。初めて、高速シートシャッターが実際に動くのを見た時、この選択は間違っていなかったと感じた。

設備は設置した瞬間よりも日々の運用の中で真価が問われるものだと考えている。高速シートシャッターは目立つ存在ではないが、温度管理や衛生管理、安全対策といった基本を静かに支えてくれている。HACCP認証を目指す工場にとって、こうした積み重ねこそが大切だと改めて実感している。

これから食肉加工工場や衛生管理が求められる現場で出入口設備を検討している方には、カタログスペックだけでなく実際の運用を想像しながら、シートシャッターを検討してほしい。現場を預かる立場として、長く使い続ける設備だからこそその価値を実感できる選択だと感じている。


