クリーンルームの入口と出口にインターロック設定の高速シートシャッター!
2025年11月27日
高速シートシャッター導入でクリーンルームがここまで変わるとは! Standard (C-1)
千葉県でコンビニ向けのパンを製造している当工場では、今年に入り生産ラインを増やすための拡張工事を進めていました。ラインが増えれば、人や原料の出入りも多くなり、クリーンルームの環境をどう維持するかが大きな課題になっていました。
その中で最も頭を悩ませていたのが、新しく設けたクリーンルーム入口のドア選びです。
衛生面を守りながら、作業効率を落とさない。
そして、将来的に運用が変わっても柔軟に対応できること。
この条件を満たすドアを探していたところ、同業の知人から「高速シートシャッターが良い」と聞き、いくつかのメーカーを比較し始めました。

■ 密閉性・インターロック・スピード
求めていた条件に“全部適していた”のがコアドだった。
クリーンルームの入口は、外気・粉塵・人の衣類から落ちる微細な繊維などを防ぎながら、短時間で人の出入りができなければいけません。
特に当工場では、
●入口側のドアが閉まらないと内側のドアが開かないインターロック
●空気の流れを乱さない高速開閉
●製造環境に合わせて密閉性を調整できる構造
この3点は必須条件でした。
複数のメーカーに問い合わせていく中で、最もこちらの実情を理解した提案をしてくれたのが、今回導入したコアドの高速シートシャッターでした。
特に印象的だったのは、問い合わせからの対応の早さ。現在の課題や設置位置、使い方まで丁寧にヒアリングし、「工場ごとに仕様を調整して製作する」点をわかりやすく説明してくれました。
また、タイミング良くプロモーション期間中で、施工費が無料という魅力的な条件も決め手の一つでした。

■ 人が入ると自動で密閉 → エアシャワー → 内側が開く
“流れで理解できる”使いやすさと 実際の運用はとてもシンプルです。
- 入口側の高速シートシャッターが開く
- 作業者が入れば、すぐに自動で閉まる
- 密閉された小部屋でエアシャワーが作動し、衣類の微粒子を吹き飛ばすエアシャワーが完了すると、工場側の高速シートシャッターが自動で開く
この一連の流れがインターロックで制御されており、誤作動や開けっぱなしが起きない仕組みになっています。
さらに、当工場では非接触型センサーを選択しました。
人が手で触れる必要がないため、菌や微生物の繁殖リスクを抑えられる点は、食品工場として非常に大きなメリットです。
■ 密閉力が“ちょうどいい空気感”を保つ
クリーンルーム管理がぐっとラクに!
稼働を開始してから数週間経ちますが、
「空気の逃げが少なくなった」
「クリーンゾーンの清浄度が安定している」
と、品質管理担当者からも好評です。
特に、作業者の出入りが集中しても空気の流れが乱れにくいため、以前のシャッターに比べて管理がしやすくなりました。


■ 設置後のフォローまで丁寧
LINEで気軽に聞けるのが便利
設置時には、操作方法や注意点を1時間ほどかけて丁寧に説明してくれました。
また、運用途中で不明点が出ても、LINEや電話でリアルタイムに相談できるため非常に便利です。
食品工場は小さなことでも判断が難しい場面があるので、気軽に確認できる体制があるのは心強いと感じています。



