
耐久性が高い高速シートシャッターで、メンテナンス費用を削減及び作業効率アップを実現!
2025年10月08日
高速シートシャッター導入事例:兵庫のゴム製造工場で体感した耐久性と快適性 Standard (C-1)
今回ご紹介するのは、兵庫県にあるゴム製造工場での高速シートシャッター導入事例です。これまで他の拠点では他社製のシートシャッターを使用していたのですが、耐久性が弱い薄いシートが原因で破損が頻発し、そのたびに修理費用や作業の中断が大きな負担となっていたとのこと。そんな中、「もっと耐久性のあるシートシャッターはないか」と探していたお客様が、コアドの高速シートシャッターに出会い、導入を決断なさいました。

●薬品倉庫の出入口に必要だった「環境対策」
今回シャッターを設置したのは、ゴム製造に必要な薬品を保管する倉庫の2ヶ所の出入口です。薬品は温度や湿度の変化に敏感で、外気の影響を受けると品質低下のリスクが高まります。そのため、倉庫の出入口には「外気を遮断し、一定の環境を維持する」ことが求められていました。
従来のグリルシャッターやスチールシャッターでは開閉速度が遅く、出入口を開けている時間が長いため、外気の流入や虫の侵入といった問題が発生しやすいのです。一方、高速シートシャッターであれば素早く開閉できるため、倉庫内部の環境を守ることができます。この「環境対策」が、今回の導入検討の大きなきっかけでした。
●他拠点の課題から学び、新しい選択肢を探す
工場の担当者様は、別の拠点で使用していた他社製のシートシャッターの経験から「シートの耐久性不足」に強い課題意識を持たれていました。頻繁にフォークリフトが通過するため、シート下部がすぐに破れてしまい、そのたびに修理を依頼する必要があったのです。
修理費用が積み重なるだけでなく、修理のために出入口を使用できない時間が発生することは、生産効率に大きな影響を与えます。そこで、今回の新拠点には「とにかく頑丈で、長期間安心して使えるシャッターを導入したい」という思いが強くありました。

●コアドを選んだ理由:5層強力耐久シートの安心感
数あるメーカーの中から最終的に選ばれたのが、コアドの高速シートシャッターでした。その決め手となったのが、「5層強力耐久シート」 です。
従来の1mm前後の薄いシートとは異なり、コアドのシートは5層構造で外部からの衝撃にも強く、フォークリフトが万が一接触しても簡単には破損しません。しかもシートは部分的に交換が可能で、全体を交換する必要がないため、長期的に見てもコストを抑えることができます。
この「耐久性」と「メンテナンス性」の両立こそが、工場担当者様にとって最も魅力的なポイントでした。
●アフターサービスとコストメリット
さらに、アフターサービス面でも安心感が大きかったとのこと。他社製のシートシャッターでは修理を依頼する際、大元のメーカーに連絡し、さらに代理店を通じて調整するという煩雑なプロセスが必要でした。結果として修理日程が遅れ、工場側にとっては大きなストレスに。
一方、コアドは直営のアフターサービス体制を整えており、1本の連絡で迅速に対応してくれるため「すぐに解決できる」という安心感があります。しかも見積り段階で提示された価格は、修理を続けるよりも新規導入の方が安いという結果に。コスト面でも納得のいく選択だったのです。

●施工時の工夫と週末工事
今回の工場では平日稼働が止まらないため、施工は週末に行われました。短期間で2ヶ所の出入口にC-1 standardを設置するため、事前の調整と準備が非常に重要でした。施工職員はコーキングや仕上げまで丁寧に対応し、予定通りに完了。翌週からはスムーズに運用をスタートすることができました。
また、企業イメージを向上させるため、シート部分には無料で社名ロゴを印刷。遠くからでも一目でわかるデザイン効果があり、社員の方々からも「工場の雰囲気が明るくなった」と好評をいただきました。
●センサー設定の工夫
出入口を利用するのは主にフォークリフトですが、初めてシートシャッターを導入する工場ということもあり、最初は人と車両の両方を感知して開閉する設定にしました。これは、作業員が新しい設備に慣れるまでの安全対策でもあります。
今後は必要に応じて「車両のみを感知して開閉」する設定に変更できるよう、Herkulesモーションセンサーを導入しました。この柔軟な運用方法は、初めて高速シートシャッターを使用する現場にとって大きな安心材料です。

今回の導入はまず2ヶ所のみでしたが、担当者様は「実際に使ってみて作業員の声を聞き、良い評価が得られれば、他の出入口にも順次導入を検討したい」とおっしゃっていました。この事例は、同じように出入口設備で悩みを抱える工場の皆様にとって「新しい選択肢」となることでしょう。