耐久性とメンテナンスの軽減を実現する自動復帰機能による工場の新たな安全基準の確立へ!
2024年10月03日
自動復帰機能を持つ高速シートシャッターの新たな選択肢 自動復帰型 COAD-3 コアド-3
愛知県北名古屋市に本社を構え、創業80年以上の長い歴史を誇る安田工機株式会社様は、工作機械や産業機械の設計から製造までを幅広い分野で活躍されている企業です。
こちらの企業は創業以来、設計、加工、梱包、品質管理に至るまで各分野で迅速に対応できる専門技術を駆使して、一貫生産体制の「ワンストップ対応」を強みとした高品質な製品の提供を実現されています。
また顧客の多様なニーズに対応するため、一貫管理体制が確立された各工程の工場出入口には、品質管理の徹底を目的として、シートシャッターが設置され、全工程において適切な管理が行われています。
導入背景:長い期間使用したシートシャッターの故障
今回安田工機様に工場において、輸出および国内向け機械梱包・出荷工程の工場開口部に設置されているシートシャッターが長年の使用により動作不良を起こし、故障した状態での使用は作業現場の危険性が伴うため使用を禁止していました。
大型機械の梱包や出荷が行われるこの工程場所では、幅8,000mm×高さ5,000mmの大型開口部においてトレーラーや大型トラックの搬入・搬出が行われているため、開口部が開いたままになると工場内の品質管理や作業効率が大きく低下する恐れがあり、早急な修理または交換が求められる状況でした。
8月にお問い合わせを頂いた名古屋の夏は連日猛暑が続いており、大きな開口部が開いたままでは室内の冷気が外に逃げてしまい、空調効率の低下や労働環境の悪化が懸念されていました。
大型開口部を閉じるために外側に取り付けられている手動式のハンガードアを使用していましたが、その重量と操作の手間から車両の出入り時に作業効率が著しく低下していました。
選定理由:耐久性と性能向上への期待
こうした状況を受け、故障したシートシャッターはシートの劣化も見受けられていたことから、修理ではなく、耐久性が高くメンテナンス時にも効率的な高速シートシャッターへの交換をご検討され、当社へお問合せを頂きました。
Q:別の出入口にも故障した製品と同じメーカーのシートシャッターが既設されている中、今回コアド製品についてお問合せをして頂いた理由を教えて頂けますでしょうか?
A:工場内には長い期間に渡って十数台のシートシャッターが設置されています。
しかし長年使用している古いシートシャッターはシートの損傷も見受けられており、2mm厚シートの耐久性に関心がありました。
また工場内に設置されているタイプは全てパイプ式であるため、パイプレスの自動復帰機能を備えた高速シートシャッターに大変興味があり、是非一度使用してみたいと思いました。
短納期と現場の状況に合わせた施工対応
最短の設置工事が求めている中、平日には多くのフォークリフトやトラック、作業者が頻繁に出入りするため、3週間の最短納期で製造スケジュールを調整を行い、既設シャッターの撤去作業を含み、土日の日程にて設置工事の日程が決まりました。
当社は土日の設置工事には追加料金なく対応させて頂いております。
今回は大型台風の影響により夜間作業が避けられない状況となりましたが、現場責任者様のご協力により無事に撤去と設置工事が完了し、2日間の作業が成功裏に終えることができました。
自動復帰機能の高い耐久性能を備えた開口部の完成
今回導入したコアドの高速シートシャッターの自動復帰型の最大の特徴は、メンテナンスを軽減する高い耐久性と自動復帰機能です。車両が衝突した際にシートがレールから外れることで損傷を防ぎ、再びレールに自動的に戻る構造を持っています。
2mmの厚みを持つ5層2重構造の織布シートは長期間使用可能であり、衝撃に対しても強い耐久性を発揮します。
また工場内で設置されている従来のパイプ式のシートシャッターとは異なり、ジッパー型の高気密構造により、作業環境をより良好に保つことができます。
さらに、大型開口部であることから作業環境の安全性と作業効率を考慮し、人に感知せず車両のみを感知する「ハキュレスセンサー」を導入しました。
このセンサーは車両の通過時のみを感知してシャッターが作動するため、人の通行時の無駄な開閉動作を防ぎ、エネルギー消費を削減します。
作業者が通過する際は約5Mの開口部の全開動作を抑えるため、開閉高さの制御設定を行うように設定しました。
工場内の光の差し込みをご希望されていたため、800mm × 600mmの長方形サイズの窓を2段で4箇所に設置し、明るく開放感のある環境を提供しました。
シートのたわみもなく、頑丈な構造に対して現場作業者の皆様からも高い評価を頂きました。
初導入!コアドの高速シートシャッターの製品説明会を実施
設置工事が完了した翌日には、製品説明会を実施しました。
実際にフォークリフトを運転し、ハキュレスセンサーの感知機能について確認して頂きました。
またシートをレールから外した後、シートを上昇させることで自動的に復帰する機能を確認していただき、高速シートシャッターの自動復帰機能が実際に設置されている環境を体感していただけました。
今後の展望
今回の導入により、安田工機様からは他の工場内のシートシャッターについても、今後コアド製品への交換を積極的に検討して頂けるとのお言葉を頂きました。
特に耐久性や密閉性、作業効率の向上に大きな関心を持って頂き、今後も長いお付き合いができることを期待しています。
安田工機様、この度は当社製品をご選定頂き、誠にありがとうございました。これからも引き続き、品質とサービスの向上に努めて参ります。
株式会社コアドは、現場に求められる環境に合わせて、お客様の信頼に常にお応えできるよう、高品質の高速シートシャッターをご提供させて頂きます。
この度は弊社製品をご選定頂き、誠に有難うございました。
◆業種:製袋製造工場
◆モデル名:自動復帰型 COAD-3(コアド-3) × 1台
◆設置時期:令和6年9月
◆サイズ:7,950 ×4,800(mm)