食品の安全性確保から顧客満足度向上へ！需要が高まるレトルト食品工場の品質管理戦略
2024年06月10日
『HACCP』の認証取得に向けて、高速シートシャッターが役立つ理由 基本型 COAD-1 コアド-1
レトルト食品は非常食だけではなく、普段の日常食としても私達食生活の身近な食品となっています。
また日本は特に地震大国であることから、地震災害への備えとして長期保存が可能なレトルト食品が注目され、多くの家庭や企業などでも備蓄が進んでいます。
このような背景から、レトルト食品工場の生産性向上と品質維持がますます重要になっています。
そこで食品の安全性を確保するための国際的な衛生管理手法である『HACCP』に求められる機能や性能を備えた高速シートシャッターが、食品工場への導入に注目を集めています。
では今回はレトルト食品工場への施工事例を元に、『HACCP』の認証取得に向けて、高速シートシャッターの導入が役立つ理由についてご説明させて頂きます！
1. 衛生管理の強化
高速シートシャッターは一般的なシャッターよりも数十倍もの速度で開閉するため、開口部の開いている時間を最小限に短縮することができます。
これにより、外部からの汚れた外気、汚染物質や虫や異物の侵入を防ぎ、工場内の衛生環境を維持することができます。
『HACCP』の要求するクリーンな環境を実現するため、高い効果を発揮します。
2. 温湿度の管理
『HACCP』では食品の保存に適した温湿度の管理が重要です。
高速開閉による解放時間の短縮と、簡易的なビニールカーテンよりも高い密閉性を持つため、工場内の温度や湿度の変化を抑え、一定化させることができます。
これにより食品の品質を保ちつつ、『HACCP』の基準を満たすことが可能になります。
3. 異物混入の防止
異物の混入防止にはシャッター自体に高い気密構造が必要不可欠です。
楽昇門の高速シートシャッターは、独自の密閉シール構造を備えています。
両サイドのガイドレールに細密な密閉ブラシを装着することで、レールの隙間を遮断し外部からの異物の侵入を効果的に防ぎます。
工場内への異物混入を最小限に防ぐことで、『HACCP』の求める異物混入防止対策を強化することができます。
【※】特に食品企業においては、異物混入の事実がマスコミやSNSを通じて消費者が知れ渡ると、単に食品の品質や安全性を損なうだけではなく、企業やブランドのイメージにも大きな打撃を与え、顧客満足度を低下する原因にもなります。
4. 作業効率の向上
高速開閉によって作業者の通行や商品の移動がスムーズになり、生産ラインや物流ラインの動線が円滑化されることから作業効率が大幅に向上します。
効率的な作業環境は、『HACCP』システムの維持管理を容易にし、工場内の全体的な食品安全管理のレベルを高めることができます。
5. 耐久性
食品を安全を確保するためには、工場出入口や仕切口における衛生管理対策が不可欠です。
そのため、人の通行が多く高頻度で使用するシャッターにはメンテナンスの管理や高い耐久性が求められます。
2mm厚の2重構造の5層シートは非常に耐久性に優れており、1日の100回を超える多頻度開閉にも、摩耗や摩擦からシートの劣化を防ぎます。
水産加工工場など水の使用が多い食品工場内でも高強度のアルミニウムフレームを採用することで、錆の発生を防ぎ、衛生レベルを長期間に渡って維持しながら使用することができます。
6. メンテナンス
今回設置した基本型モデル、モーター内蔵型のスリム型モデルはシートの部分交換が現場で可能となります。
シート全体の交換が必要となると、その期間で出入口は解放されたままとなり、運営上や衛生管理にも問題が生じてしまいます。
しかし部分的なシート交換を現場で短時間で行うことで、運営に発生していまいますが、交換したい部分のシートを現場にて交換作業を行うため、食品工場の運営に支障をきたすことなく、メンテナンス問題を簡便化することができます。
高速シートシャッターは、衛生環境の維持、温湿度管理、異物混入防止、作業効率の向上、メンテナンスのしやすさといった多方面で『HACCP』P認証取得に役立ちます。
これらの要素が総合的に働くことで、今回設置しましたレトルト食品工場でも『HACCP』の厳しい基準を満たし、食品の安全性を一層高めることができました。
株式会社コアドでは、日本全国のお客様の環境ニーズにお応えするために、製造から施工、修理・交換などのアフターサービスまで万全な体制を整えています。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
この度は弊社製品をご選定頂き誠に有難うございます。
◆納品会社：レトルト食品製造工場
◆モデル名：基本型 COAD-1(コアド-1)
◆設置時期：令和6年5月
◆サイズ：1,300 ×2,050(mm)
