2024年05月13日
品質環境の強化には高速シートシャッターが効果的
高速シートシャッターの導入をご検討されるお客様の中には、工場運営の効率化向上に関する課題に直面されているケースが多くあります。
そこで作業効率向上の改善において焦点となるのが『出入口』からの対策が挙げられます。
今回は電子機器の製造工場に取り付けを行いました。
精密部品などの小型部品を扱うことが多いため製品移動の物流作業は主に台車を使用して移動することが多い現場となっていました。
デリケートな精密部品は保管環境が悪いと製品の品質に悪影響を及ぼす可能性があるため、温度や湿度の変動を最小限に抑え、工場内の適切な室内環境を維持することが重要となります。
工場内の仕切口には当初ビニールカーテンが設置されていましたが、需要拡大と品質管理の向上を目指し作業効率の改善に向けて新たに高速シートシャッターを導入しました。
作業効率低下から効率的な作業環境へ
間仕切り用のビニールカーテンは、両手が塞がれている状態でも通行に便利な部分はありますが、通行時に隙間が大きく生じてしまうことで密閉性が低下するデメリットがあります。
また摩擦や経年劣化によって透明度や強度が低下してしまう可能性があります。
こちらの工場も各仕切口にビニールカーテンを取り付けていましたが、長年の使用により透明度が低下したことで通行時の作業効率に影響を及ぼしていました。
作業量の増加により従業員の業務負担も増えてきたことで、生産性の改善が課題となっていたことで今後の工場内の全体的な品質改善を目的とし、2箇所の仕切り口に高速シートシャッターを導入することとなりました。
スムーズな作業フローが実現!
高速シートシャッターの導入メリットは、作業効率の大幅な向上が期待できる点が挙げられます。
スピーディーな開閉動作は作業フローを円滑にし、効率的な物流の動線を確保し、時間の節約は生産性の向上に繋がります。
また通行時にシャッターが素早く開閉することで、空気の移動が最小限に抑えられるため、精密部品の保管環境に必要な温湿度管理を適切に行うことができました。
1度に多くの製品を台車で運搬ですることが多いため、通行時には両手が塞がれることが多い作業となります。
作業性を損なわないように赤外線センサーを設置し、作業者の通行時にシャッターが高速自動開閉するので物流フローの円滑化を図ることができました。
高速シートシャッターは一般的なシャッターと比べると高い初期費用になることを考慮するべき点がありますが、その費用は生産性の大幅な向上と、省エネ効果による電気代の節約によって初期費用を充分に相殺する可能性があります。
また衛生管理の改善に貢献するシャッターとして、様々な産業現場で広く活用されており、取引先や納品先からの顧客満足度を高めることができます。
自動化が進む産業業界において製造工場や物流倉庫で不可欠な設備として、沢山のお客様の導入メリットをご実感頂けるよう、高性能の高耐久の高速シートシャッターをお届け致します。
この度は弊社製品をご選定下さり、誠に有難うございました。
◆納品会社:電子機器製造工場
◆モデル名:基本型 COAD-1(コアド-1) ×2台
◆設置時期:令和6年4月
◆サイズ:1,800 × 2,200(mm) ×2台