食品工場にHACCPの基準を満たすクリーンな環境が完成！
2023年12月11日
HACCPに準拠する高速シートシャッターを導入 スリム型 COAD-2 スリム-2
衛生管理が厳格な食品工場では、全ての製造工程において清潔な体制を確立することが不可欠であり、食品の安全を確保するための衛生管理手法である『HACCP』は、すべての食品関連事業者へ導入が義務化となっています。
このため、食品業界全体においてHACCPの認証取得に向けて積極的な取り組みを行う企業が増えてきています。
HACCPの衛生管理を実施することで製品の品質や安全性を確保し、消費者や顧客にも信頼性の高い商品を提供することができるため、顧客の信頼を寄せる一因にも繋がります。
HACCPの取り組むに向けて、食品工場では衛生管理対策としてエアカーテンやエアシャワーの導入、開口部対策としては密閉性の高いシャッターの導入が積極的に進んでいます。
作業者専用の通行口を強化！
今回は食品工場内の狭い通路に高速シートシャッターを設置しました。
工程場所から次の工程場所へと繋がる廊下となり、作業者のみが通行する空間となります。
こちらの開口部には手動式の引き戸が取り付けられており、通路口のドア付近には消毒液が常備されていたものの、作業者が通行する際にはドアを接触することとなってしまうため、衛生管理上の問題が懸念されていました。
そこで手動ドアよりも気密性が高く、通行時に高速開閉に対応したシャッターやドアをご検討されていたところ、高速シートシャッターが社内で候補にあげれれ、食品工場へ多くの導入実績を持つ楽昇門にお問い合わせをして下さいました。
作業者のみが通行する場所となるため、非常に狭い開口部となっていましたが、最小製作サイズの900mmに満たしていたので、取付が可能となり、モーター内蔵型のスリム型にて取付を行いました。
楽昇門は狭い通路や干渉物があった場合にも出入口の開口サイズや現場状況に合わせて、カスタマイズ製作が可能となります。
高速シートシャッターの効果的な利用法
通行時の出入口の解放時間を短縮するため、作業者が近づく直前にシャッターが開く様に領域範囲の角度を最小限に狭め、開口部の解放空間を削減しました。
今回は通行口の気密性をご確認する上で通行片側のみ取付を行いましたが、反対側にも平行で取り付けると、インターロック開閉の設定も行うことができます。
インターロック機能は片方のシャッターが開くともう片方は開かなくなるので、今回のように食品工場の工程場所を繋ぐ通路に設置すると、外部からの異物の混入や汚れた外気の流入を最小化することができ、クリーンルームなどにも多く採用される開閉方法となります。
工程と工程を繋げる通路口の衛生管理が強化されたことで、導入メリットを充分にご実感して頂き、もう片方の導入につきましても積極的にご検討して下さいました。
食品工場にも安全の標準仕様を備えた高性能シャッター
食品の加工工程室にも両開きタイプのスイングドアから高速シートシャッターへ新たに交換取付を行いました。
スイングドアも手動式となっていたため、僅か1秒で開く高速自動開閉が実現されたことで、気密効果が高まり、入室の際にも作業効率の大幅に改善することができました。
食品工場にシャッターを設置する場合には、シャッターの鉄から錆の発生を防止する必要があります。
楽昇門は全てのフレームに腐食を防止する高強度のアルミニウムフレームを使用しています。
またフレームはラウンド形状となっているのでドラムボックス部分にも埃が溜まににくく、清掃しやすい構造が標準仕様となっているので、食品工場への設置にも安心してご使用することができます。
この点につきましても今回お客様が楽昇門をご選定して下さいました理由の1つです。
衛生環境に対する安心の保証
食品工場では温湿度管理や密閉性が非常に重要となるため、工程の仕切口や出入口に取り付けられたシャッターやドアに動作不良や不具合が生じてしまうと衛生環境の悪化に繋がってしまいます。
衛生環境の悪化は食品の品質にも影響を与えてしまうため、お客様も万が一のトラブルが発生した場合のメンテナンス対応について気に掛けていらっしゃいました。
コアド専任の施工技術者の安心・安全施工により設置後もトラブルのない開口部をサポートさせて頂いております。
また万が一のシート破損時の交換作業も現場で行え、メンテナンスコストを削減した構造となっているのが楽昇門の特徴です。
楽昇門の製品構造や弊社のフォロー体制にもとてもご満足頂きました。
株式会社コアドでは、日本全国のお客様が求める環境のニーズにお応えできるよう、製造～施工～修理・交換などのアフターサービスまで万全な体制を整えておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております。
この度は弊社製品をご選定頂き誠に有難うございます。
◆納品会社：食品加工工場
◆設置場所：神奈川県横浜市
◆モデル名：スリム型 COAD-2(コアド-2) × 2台
◆設置時期：令和5年11月
◆サイズ
①2,050 ×900(mm)
②2,100 ×2,400(mm)
