作業環境が改善されないルール原則から、快適性が向上した開口部が完成!
2023年11月09日
HACCPの基盤強化へ!粉末食品製造工場に設置 ~千葉県千葉市~ スリム型 COAD-2 コアド-2
原材料の品質管理が重要となる食品工場は、最終製品の品質に直接影響を与える可能性があるため、原材料の品質検査や入荷工程の厳密に行う必要があります。
今回こちらの粉末食品工場でも原材料の品質と安全性と確保するために、厳格な品質管理が行われており、入出荷が行われる出入口の衛生管理を強化するため、ハンガードアと高速シートシャッターの2重対策を行うこととなりました。
ハンガードアのみで開口部の対策を行っていましたが、
「HACCP対応の衛生管理が必要となる食品関連の工場や倉庫において、高速シートシャッターが良い役割を務める。」
との情報を同業者から聞き、HACCP基盤強化と生産品質を高めるため導入を積極的にご検討され、多くの製品を模索されている中、食品工場への設置事例ブログが多く掲載されている楽昇門が目に留まり、設置メリットが解かり易いとのことでお問い合わせをして下さいました。
原材料の入荷作業時や製造された粉末食品の出荷作業時はこちらの出入口で行われており、繁忙シーズン時には通行の際に都度ハンガードアを開閉するには作業効率を低下してしまうため、開けっぱなしになることが多くありました。
しかし原材料の保管も行われており適切な温湿度管理が必要となるこの場所で、開口部の解放は原材料の品質に影響を与えてしまい、品質の保存性に悪影響を及ぼす可能性があるため、現場でルールを取り決め、出入口の解放を原則禁止としていました。
しかし繁忙シーズンとなるとハンガードアでの出入口の対策はむしろ作業効率を悪化させてしまうことが懸念されていました。
快適性が向上した出入口が完成!
外側にハンガードアが取付られていたため内側に設置を行ったのですが、開口サイズを狭めたくないとのことでモーター内蔵型のスリム型にて取付を行いました。
基本型の場合はモーターが外付けとなっているのでモーター部分のスペースを確保する必要がありますが、スリム型は狭小スペースや干渉のある部分にも設置が行え、見た目にもスッキリとした印象を与えてくれます。
シートは食品工場に多く導入されているオレンジシートを推奨させて頂きました。
入出荷作業が多い出入口となるため、作業性と安全性の向上が期待できる透明窓を配置し、防虫効果の高い黄色透明色を採用しました。
こちらの開口部には衛生管理対策としてエアカーテンが既設されており、更に高い異物侵入対策を行えるよう、高速シートシャッターとの連動設定を行いました。
当初はエアカーテンと連動設置が行えないものだと思われていましたが、高速シートシャッター専用に独自開発された制御コントローラーであることで、多様な設備との連動設定が行える点において、とても喜んで下さいました。
高速シートシャッターが上昇する5秒前にエアカーテンを起動するように設定を行いました。
入退室の際に入り口付近に紛れた汚れた空気や埃、虫等の侵入を防ぎ、清潔な環境を維持できる出入口が完成しました!
入退室後も異物侵入対策に効果を発揮する密閉ブラシが装着された気密性の高い構造となっているので、室内の環境の変化を抑え、原材料の品質保持ができる環境を安定化することができました。
ハンガードアでは叶わなかった高速自動開閉が作業効率を落とさず、作業性と生産効率を大幅に改善することできました。
また高速シートシャッターを導入したことで従業員のHACCPに対する衛生管理の意識向上に繋がることができたと、沢山の設置メリットをご実感して下さいました。
株式会社コアドでは、日本全国のお客様が求める環境のニーズにお応えできるよう、製造~施工~修理・交換などのアフターサービスまで万全な体制を整えておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております。
この度は弊社製品をご選定頂き誠に有難うございます。
◆納品会社:粉末食品製造工場
◆設置場所:千葉県千葉市
◆モデル名:スリム型 COAD-2(コアド-2) × 1台
◆設置時期:令和5年9月
◆サイズ:2,050 ×2,150(mm)