品質管理が厳しい自動車製造業界で、製品の品質を保証する体制を実施!
2023年10月06日
様々な角度から品質管理を実施!自動車部品製造工場に設置 ~静岡県浜松市~ 基本型 COAD-1 コアド-1
自動車に関わる全ての部品おける品質を確保することが、消費者にとって安心に直結し安全を保証してくれます。
このため自動車部品は生産する全ての工程に対して、様々な角度から品質管理を行う必要があります。
また現在では自動運転の技術も発展しており、自動車の進化に伴い車両の安全性や生産プロセスを確かめる品質管理が更に重要となってきています。
自動車部品の製造工場内の品質管理を高めるため、工場開口部からの対策を行うことなり、2箇所の開口部に高速シートシャッターを導入することとなりました。
作業効率の改善が期待されない環境を削減!
1箇所目となるこちらの開口部には、手動式の両開きスライドドアが取り付けられていました。
原則、開口部の解放は厳禁としていたため、スライドドアで開口部の対策を行っていましたが、扉自体が重く、製造された部品の出荷作業を行う毎に手作業で扉を開閉していていたため、出荷工程の品質管理が問題とされていました。
また工場内では製造された部品を移動する際、電動式の台車を使用し製品を移動されていました。
工場を退室する場合は一度台車を降り、重い扉を手動で開けて部品を倉庫外に積み込む作業が行われていました。
半導体不足が徐々に緩和している背景の中、自動車部品の生産需要も増加していることから、工場内の生産能力を高める必要がありました。
建物の構造を把握し、安心安全な施工を実施!
外側には防犯用のハンガードアが設置されていたので、内側に取り付けを行いました。
しかし内側の左部分にはレールを設置するにあたり干渉となる部分がありました。
開口サイズはできる限り狭めてほしくないとのご要望もあり、お客様に左下部分について除去作業の承諾を頂き、開口サイズを変更することなくレールを取り付けれるスペースを確保することができました。
開口サイズが変更になるなど、いつも働いている現場の環境が変化してしまうと違和感を感じてしまうこともあると思われます。
コアドでは現場調査の際に建物の構造上をしっかり把握し、開口サイズを有効活用し安全な施工を行っております。
調達先や取引先と円滑なコミュニケーションが実現!
当初は1箇所目のスライドドアが取り付けられている場所にのみ高速シートシャッターを設置する予定でした。
出荷作業が行われる場所を環境改善するなら、資材部品の入荷が行われる場所にも環境改善策が必要であるとの工場長のご決断により、資材搬入口にも設置しました。
自動車関連製品の製造工程には、様々な部品との情報や伝達事項も多く発生するため、調達先やロジスティクスなどと円滑なコミュニケーションを図る必要があります。
出荷工程作業では自動式のスライドドアから、作業環境の改善と密閉効果のある高速シートシャッターに変わったことで、作業効率を大幅に改善することができました。
またスライドドアでは開閉時に発生する解放時間も長く、工場内への異物の侵入問題も課題となっていましたが、解放空間を短縮することができたので、工場内の品質管理体制も強化することできました。
セキュリティ対策も行われていたため、フォークリフトが使用される資材搬入口ではありましたが、センサー等は設置せず1点スイッチのみで開閉操作を行うようにしました。
特に資材搬入口に高速シートシャッターを導入したことで、品質管理が厳しい自動車製造業界において、調達先や取引先から品質管理体制をしっかり整えている企業であることをアピールすることができました。
株式会社コアドでは、日本全国のお客様が求める環境のニーズにお応えできるよう、製造~施工~修理・交換などのアフターサービスまで万全な体制を整えておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております。
この度は弊社製品をご選定頂き誠に有難うございます。
◆納品会社:自動部品製造工場
◆設置場所:静岡県浜松市
◆モデル名:基本型 COAD-1(コアド-1) × 2台
◆設置時期:令和5年9月
◆サイズ
①2,700 ×3,050(mm)
②2,600 ×3,550(mm)